50代からExcelを勉強するなら何から?仕事で使う基本スキル10選-54

資格・学び直し

「50代からExcelを勉強するなら、何から始めればいい?」

転職や再就職の求人を見ていると、 「Excelの基本操作ができる方」 「Word・Excelが使える方」 といった条件を目にすることがあります。

しかし、Excelにはたくさんの機能があるため、 初心者ほど 「関数を全部覚えなければいけないの?」 「何ができれば仕事で使えると言えるの?」 と迷いやすいものです。

50代からExcelを勉強する場合、 最初から高度な関数やマクロまで 覚える必要はありません。

まずは、 仕事でよく使う基本操作を一つずつ身につける ことから始めましょう。

この記事では、 Excel初心者の50代向けに、 仕事で役立つ基本スキル10選と 効率的な勉強方法をわかりやすく解説します。

50代からExcelを勉強するなら何から始める?

Excel初心者の場合は、 いきなり難しい関数から勉強するより、 まずExcelの基本的な仕組みに慣れることが大切です。

Excelの画面には、 縦と横にたくさんのマスがあります。 この一つひとつを「セル」と呼びます。

まずはセルへ文字や数字を入力し、 表を作って保存できるところから始めれば大丈夫です。

初心者はこの順番で始めてみましょう。

文字・数字を入力する
↓
表を作る
↓
簡単な計算をする
↓
SUMなど基本的な関数を使う
↓
並べ替え・フィルターを使う
↓
印刷・PDF保存をする

仕事で使うことを目的にするなら、 この基本を繰り返し練習することが重要です。

50代が最初に覚えたいExcel基本スキル10選

基本スキル できること 仕事での使用例
文字・数字入力 セルへ情報を入力する 顧客名・商品名・金額など
表作成 情報を見やすく整理する 売上一覧・顧客一覧
四則演算 足し算・引き算などをする 金額・数量の計算
SUM関数 合計を計算する 売上合計・数量合計
AVERAGE関数 平均を計算する 平均売上・平均点など
COUNT関数 数値が入ったセルを数える 件数などの確認
並べ替え 数字・日付などの順番を変える 売上順・日付順など
フィルター 必要な情報だけ表示する 担当者別・地域別など
印刷・PDF 資料として出力する 報告書・一覧表
グラフ 数字を視覚的に表す 売上推移・比較資料

文字や数字をセルに入力する

Excelを初めて使う場合は、 まずセルへ文字や数字を入力する練習から始めます。

たとえば、 次のような簡単な売上一覧を作ってみましょう。

練習例

日付 |商品名 |数量 |金額
9/1 |商品A |2 |3,000円
9/2 |商品B |1 |5,000円
9/3 |商品C |3 |6,000円

最初は、 入力するだけで十分です。

慣れてきたら、 列の幅を変更したり、 文字の位置を整えたりしてみましょう。

見やすい表を作る

Excelは計算だけでなく、 情報を整理するためにも使われます。

仕事では、 顧客一覧、売上一覧、 在庫一覧、勤務表など、 さまざまな表を作ることがあります。

表を作るときに覚えたい操作
  • 行や列の幅を変更する
  • 文字を太字にする
  • 背景色を付ける
  • 罫線を付ける
  • 文字の位置を揃える
  • 数字へ桁区切りを付ける

派手なデザインにする必要はありません。

誰が見ても内容を理解しやすい表 を作ることを意識しましょう。

足し算・引き算などの基本計算

Excelでは、 電卓のように計算できます。

たとえば、 A1の数字とB1の数字を足す場合は、 セルへ次のような式を入力します。

=A1+B1

基本的な計算記号は次のとおりです。

計算 Excelで使う記号 例
足し算 + =A1+B1
引き算 - =A1-B1
掛け算 * =A1*B1
割り算 / =A1/B1

Excelでは、 計算式の最初に 「=」 を入力することを覚えておきましょう。

SUM関数で合計する

仕事でよく使うExcel関数の一つが SUM関数です。

SUMは、 複数の数字をまとめて合計するときに使います。

A1からA10までを合計する例

=SUM(A1:A10)

売上金額、 商品の数量、 勤務時間など、 合計を出す場面で利用できます。

Excel初心者なら、 まずSUM関数を使えるようにするところから 関数の勉強を始めてもよいでしょう。

AVERAGE関数で平均を出す

AVERAGE関数は、 複数の数字の平均値を計算する関数です。

A1からA10までの平均を出す例

=AVERAGE(A1:A10)

平均売上、 平均点、 平均作業時間などを 計算するときに利用できます。

SUMとセットで覚えておくと便利です。

COUNT関数で件数を数える

COUNT関数は、 指定した範囲の中で 数値が入力されているセルの数を数える関数です。

A1からA10までの数値セルを数える例

=COUNT(A1:A10)

Excelには、 条件に合う件数を数える関数などもありますが、 初心者はまず基本的なCOUNTから覚えればよいでしょう。

データを並べ替える

Excelでは、 入力したデータの順番を簡単に変更できます。

たとえば、 次のような並べ替えができます。

  • 売上金額が高い順
  • 売上金額が低い順
  • 日付が新しい順
  • 日付が古い順
  • 名前の五十音順

データが増えてくるほど、 並べ替えは便利になります。

ただし、 表の一部分だけを選択して並べ替えると データの対応関係が崩れることがあります。

最初は練習用のデータで 操作を確認すると安心です。

フィルターで必要な情報だけ表示する

フィルターは、 たくさんのデータの中から 必要な情報だけを表示する機能です。

たとえば、 全国の顧客一覧から 「岩手県のお客様だけ」 を表示するといった使い方ができます。

仕事での使用例

・担当者が「佐藤」の案件だけ表示する
・9月のデータだけ表示する
・特定の商品だけ表示する
・特定の地域だけ表示する

Excelで一覧表を扱う仕事では、 非常に便利な機能です。

印刷・PDF保存を覚える

Excelで表を作れても、 印刷すると 「1ページに収まらない」 「右側が切れてしまう」 ということがあります。

そのため、 仕事で使うなら印刷設定も覚えておきましょう。

覚えておきたい操作
  • 印刷プレビューを見る
  • 縦・横の向きを変更する
  • 用紙サイズを確認する
  • 印刷範囲を設定する
  • 1ページに収める
  • PDFとして保存する

作成したExcel資料を メールで送る場合などは、 PDFに変換して送るケースもあります。

簡単なグラフを作る

数字の一覧だけでは 変化がわかりにくい場合は、 グラフを使うと見やすくなります。

たとえば、 月別売上の推移をグラフにすると、 売上が増えているのか、 減っているのかを 視覚的に確認できます。

初心者が覚えたいグラフ
  • 棒グラフ
  • 折れ線グラフ
  • 円グラフ

最初から複雑なグラフを作る必要はありません。

「数字を相手へわかりやすく伝えるために使う」 と考えましょう。

Excel初心者は関数をどこまで覚えればいい?

Excelには非常に多くの関数があります。

そのため、 「関数を全部覚えなければいけない」 と考えると勉強が大変になります。

50代から仕事で使うことが目的なら、 まずは基本的なものからで十分です。

最初に覚えたい関数
  • SUM:合計する
  • AVERAGE:平均を出す
  • COUNT:数値の件数を数える

この3つを使えるようになったら、 仕事の必要性に応じて IF、COUNTIF、SUMIFなどへ 少しずつ進む方法があります。

使わない関数を大量に暗記するより、 必要になったときに調べて使えること も大切です。

50代のExcel初心者におすすめの勉強方法

STEP 1|Excelを実際に開いて操作する

本や動画を見るだけでなく、 必ずExcelを自分で操作しましょう。

最初は、 10行程度の簡単な表を作るだけでも構いません。

STEP 2|仕事を想定した表を作る

練習用の課題を作るなら、 実際の仕事に近いものがおすすめです。

練習に使いやすい表

・売上一覧
・顧客一覧
・商品在庫表
・勤務時間表
・家計簿
STEP 3|一つの操作を繰り返す

一度操作しただけでは、 すぐ忘れてしまうことがあります。

SUM関数なら、 別の表でも何度か使ってみるなど、 同じ操作を繰り返しましょう。

STEP 4|わからないことは検索・AIで調べる

Excelは、 すべての操作を暗記する必要はありません。

わからないことがあれば、 検索したり、 ChatGPTなどの生成AIへ質問したりする方法があります。

AIへの質問例

「ExcelでA1からA10までの数字を合計する方法を初心者向けに教えて」

「Excelで売上が高い順に並べ替える方法を教えて」
STEP 5|希望する求人で必要なスキルを確認する

転職や再就職が目的なら、 実際の求人情報も確認しましょう。

「Excel基本操作」 「表計算」 「関数が使える方」など、 求人によって求められるレベルは異なります。

必要なレベルがわかれば、 勉強する範囲を決めやすくなります。

50代はExcelを独学できる?

基本操作であれば、 50代から独学で学ぶことも可能です。

書籍、 動画、 オンライン教材などを使いながら、 実際にExcelを操作して練習します。

一方で、 一人では操作がわからなくなってしまう場合や、 短期間で仕事に必要なレベルまで身につけたい場合は、 パソコン教室やオンライン講座などを 検討する方法もあります。

学習方法 向いている人
独学 自分で調べながら進められる人
動画・オンライン教材 実際の画面を見ながら覚えたい人
パソコン教室 わからないことを直接質問したい人
オンライン講座 自宅で体系的に勉強したい人

最初から高額な講座へ申し込む必要はありません。

まず自分で基本操作を試し、 必要に応じて学習方法を変えるのもよいでしょう。

50代はExcel資格・MOSを取った方がいい?

Excelを勉強していると、 MOSなどの資格取得を考える人もいるでしょう。

資格は、 学習目標を作ったり、 一定範囲の操作を体系的に勉強したりする きっかけになります。

一方で、 資格を取得すれば 必ず転職・再就職できるわけではありません。

希望する求人で 資格が評価されるのか、 実務経験や実際の操作能力が重視されるのかを 確認することが大切です。

資格取得を考えやすい人
  • Excelを体系的に勉強したい
  • 勉強する目標が欲しい
  • PCスキルを示す材料の一つにしたい
  • 応募したい求人で資格が評価されている

資格取得については、 「資格を取ること」ではなく、 仕事でExcelを使えるようになること を最終目的にしましょう。

50代の転職ではExcelがどこまで使えればいい?

必要なExcelスキルは、 職種や企業によって異なります。

一般事務、 営業事務、 経理補助、 営業、 管理職などでも 必要な操作は違います。

レベル 操作の目安
基本 入力・表作成・保存・印刷
一歩進んだ基本 SUM・AVERAGE・並べ替え・フィルター
中級への入口 IF・COUNTIF・SUMIFなど
より高度 検索系関数、ピボットテーブル、マクロなど

Excel初心者なら、 まず 「一歩進んだ基本」まで自分で操作できる状態 を一つの目標にするとよいでしょう。

その先は、 希望する仕事で必要になったものを 追加していきます。

50代のExcel学習は、
機能を全部覚えることが目的ではありません。

仕事で必要な操作を、
一つずつ「自分でできる」に変えていきましょう。

Excelと一緒に覚えたいパソコンスキル

仕事では、 Excelだけを単独で使うとは限りません。

次のようなPCスキルも 一緒に身につけておくと便利です。

  • Wordで文書を作る
  • メールへExcelファイルを添付する
  • PDFへ変換する
  • クラウドでファイルを共有する
  • オンライン会議へ参加する
  • AI・ChatGPTを使って操作方法を調べる

パソコン全般の学び方については、 第53記事でも詳しく解説しています。

まとめ|50代のExcel学習は基本操作からで大丈夫

50代からExcelを勉強する場合、 最初から難しい関数や 高度な機能まで覚える必要はありません。

まずは、 文字や数字を入力し、 表を作るところから始めましょう。

その後、 四則演算、 SUM、 AVERAGE、 COUNT、 並べ替え、 フィルター、 印刷など、 仕事で使う可能性が高い操作へ進みます。

大切なのは、 「Excelを知っている」ことではなく、 必要な場面で自分で操作できることです。

50代のExcel学習の順番

基本入力
↓
表作成
↓
簡単な計算
↓
基本関数
↓
並べ替え・フィルター
↓
印刷・PDF
↓
仕事に必要な機能を追加

一つずつできることを増やし、 転職・再就職や現在の仕事で 使えるスキルへ育てていきましょう。

注意: ExcelやMicrosoft 365などの画面・機能・料金・提供条件は変更される場合があります。 また、転職・再就職で求められるExcelスキルは企業や職種によって異なります。 応募を検討する際は、各求人の仕事内容・応募条件など最新情報をご確認ください。

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